2019年度 東北訪問 活動報告
今年も東北にて演奏活動を行いましたので、簡単ではありますが報告させて頂きます。(写真は許可を得て掲載しておりますが、無断転載は禁止させて頂いております)
9月16日 第9回 神戸フィルお茶っこコンサート開催
今年も災害公営住宅の集会所を訪問し、お茶菓子付きのサロンコンサートを開催いたしました。
神戸フィルのコンサートを楽しみにして下さっている方も多く、コンサート前に差し入れを下さる方もいらっしゃいました。和気藹々と現地の方と対話しながらの演奏会、歌のコーナーや手拍子で現地の方々が参加できる曲を多数用意し、全員で盛り上がることができました!本当に皆さん笑顔で楽しんで下さっていました。
最後に復興ソングである“花は咲く”を皆さんの歌と共に演奏すると、涙を流される方もいらっしゃいました。予定していなかったアンコールの拍手も頂き、アンコールにラデツキー行進曲を演奏して盛況のうちに終了しました!
●9月16日 福島県南相馬市石神地区の中学生へのレッスンおよび合同演奏
福島県南相馬市立鹿島中学校にて、鹿島中学校および新地町立尚英中学校の吹奏楽部の皆さんと交流してきました!
鹿島中学校の皆さんとは1年ぶりの再会です。
まず楽器ごとに分かれてレッスンをした後、金管打楽器・木管セクションに別れてのレッスンを行いました。
最後に「アフリカンシンフォニー」を皆さんと一緒に演奏しました!
そして私達の演奏も聴いていただきました♪
生徒の皆さんから神戸フィルメンバーに、素敵なメッセージボードをいただきました。
わざわざこんな素敵なメッセージボードを作成して下さっていたなんて、とっても嬉しかったです!ありがとうございました!!
帰りは皆さんがアーチを作ってお見送り下さいました^^
私達も皆さんも笑顔いっぱいのとても良い交流が出来ました!!
この日の活動は新聞社の取材があり、福島民報(福島県全域対象)と福島民友新聞の2紙に掲載されました。
●現在の町の様子
南三陸町の歌津地区で津波により断絶されていた大きな国道45号線が、9年目の訪問でようやく開通していました。また、高速道路も延伸され、かなり道路の整備が進んでいる印象を受けました。まだまだ至る所で工事が行われている状況ですが、一歩小さな道に入るとまだまだ整備されていない道路が残っており、今でも被害の甚大さを物語っている箇所が複数あります。引き続き復興をお祈りし、来年また前進した町を訪問して皆さんと笑顔で再会できることを楽しみに音楽活動に励みたいと思います。
私達の活動は、復興に直結するような支援ではありませんが、毎年東北の皆さんが温かく迎えて下さり、喜んで下さる笑顔を見ると、音楽の力を改めて感じると共に、皆さんの心の充電ができるよう、これからも私達ができることを頑張りたいと感じます。
最後になりましたが、宮城県本吉郡南三陸町の皆様、福島県南相馬市及び相馬郡の皆様、コンサートの為に各地より集まって下さったボランティアの皆様、神戸フィルハーモニック後援会の皆様および本年も「がんばろう東日本!アート支援助成事業」の助成事業を通じて、多大なるご支援を頂いた兵庫県芸術文化協会、兵庫県民の皆様のご協力、ご支援のもと、今年も東北へ訪問することができましたこと、この場をお借りして心よりお礼申し上げます。