2012年10月2日火曜日

9月16日~17日 第2回 被災地・南三陸町訪問コンサート

9月16日に、第2回目となる、南三陸町でのお茶っこ(現地の言葉でお茶、お菓子を食べるという意味)コンサートを開催いたしました。





















今回は、兵庫県と、公益財団法人・兵庫県芸術文化協会の「がんばろう東日本!アート支援助成事業」から助成を受けて実施する運びとなりました。


また、後援会からの多大なるご支援、神戸フィルのコンサートの為に集まって下さった全国のボランティアの皆様、コンサート開催までに、現地でバックアップして下さった被災地の皆様に、この場をおかりして、心よりお礼申し上げます。


第2回目ということで、現地でビラ配りをしている際にも、前回のコンサートのことを覚えていて下さり、「今回も楽しみにしていた」、「遠いのにご苦労様です。本当に私達の為にありがとう」というお言葉を頂戴したり、もともと、神戸市の社会福祉協議会が南三陸町を担当していたこともあり、「神戸の方は真っ先に来てくれて、最後まで助けてくれた」と、涙を流される方もいらっしゃいました。


演奏会場は、約100名の方でにぎわいました。












また、最後に復興支援ソングとして歌われてきた「アンパンマンマーチ」を演奏した際には、現地の子供が飛び入り参加で一生懸命歌ってくれました。








その様子を見た被災地の方々の中には、「1年半がたって、気持ちが疲れてきていた中、あんな小さい子でも度胸出して頑張って歌ったんだから、私達も頑張らないと!」という気持ちになられたと、早速仮設商店街のレイアウトを見直された方や、宮城県庁の方からも、「復興に向けて、また頑張っていこうという気持ちになれました。ありがとうございました。」とのお言葉も頂戴しました。


演奏会終了後には、交流の場も設定し、昨年一緒に文化祭で共演した、地元の歌津中学校の生徒達と交流したり、子供達にはスーパーボールすくいの催し物や、風船割りゲーム、大人の方々にはちょっとした癒しの場として、ハンドマッサージコーナーなども作り、和やかなひと時を過ごしました。























早速、次回のコンサートを楽しみにして下さる方もいらっしゃって、「楽しみがあると頑張れます」と、曲のリクエストも頂戴しました。




現地の状況はまだまだ手つかずの所も多く、1割程度しか復興していないとのことです。人口の流出も歯止めがかからない状況で、先の見えない苦しい現実と日々戦っていらっしゃる様子が伺えました。















現地の方々からは、忘れずにいてくれることが有り難いと言われています。
現地で私達にできることはほとんどなく、無力感を痛感することばかりですが、それでも、被災地の方々が、少しでも笑顔になれる瞬間を作れたら・・・と考えています。
距離も遠く、気軽に行ける場所ではありませんが、できる限り、この活動を続けていきたいと考えています。