2010年6月19日土曜日

第60回定期演奏会

第60回定期演奏会


日時:2010年6月19日(土)
    4:00pm開演(3:30開場)
 場所: 神戸文化ホール・大ホール
 プログラム:
   モーツァルト 行進曲 ニ長調
   モーツァルト ファゴット協奏曲 変ロ長調
   クーセヴィツキー コントラバス協奏曲 イ長調
   レスピーギ 組曲「鳥」
   レスピーギ 交響詩「ローマの松」
 入場料:一般前売2,500円(当日3,000円)
      高校生以下1,000円
       全席自由


コンサートへの誘い
独奏者を迎えての定期演奏会は実に4年振りのことです。
しかも、2人の国際的に活躍する若き精鋭たちを同じステージで。更にいえば、彼等が操る楽器は協奏曲というジャンルではとっても珍しい、ファゴットと、コ ントラバスです。オーケストラの中では低音パートを担う重要な楽器なのですが、これが単独でオーケストラの前に立つことはめったにないことです。普段あま り目立たない楽器がどんなに多彩な表情を見せるか大いに興味のあるところです。そして、ファゴットの協奏曲といえばモーツァルト、コントラバスといえば クーセヴィツキー。定番の曲です。
これらの珍しく、かつ定番の曲を新進演奏家の演奏でお楽しみ下さい。
二度とない機会です、どうかお聴き逃しのないように。
対照的な2対の曲を聴き比べるのも、一つの音楽の楽しみ方です。
イタリアの作曲家レスピーギの書いた趣の違った2曲を並べてみました。一つ目は比較的小編成でルネッサンス期に流行った古い音楽をアレンジした音楽、もう 一つは大編成でローマの風物を音楽で表した色彩感溢れる名曲。この2曲の響きや音色、音量の違いなどを比べてみてください。
これらの曲を聴いた後はきっとイタリア旅行に出かけたくなるでしょう。
ついでに申し添えさせていただきますが、このレスピーギの1曲目は「鳥」という題名のついた組曲ですが、鳥の鳴き声はそれぞれ楽器でのみ表現しますが、次 の「ローマの松」の3曲目では、スコアに本当の鳥の鳴き声が指定されています。今回は何とかして実際の鳴き声を演奏中に再現してみようと思います。オーケ ストラの中から聞えてくるナイチンゲールの鳴き声にご期待下さい。
次回も魅力一杯の神戸フィルハーモニックの定期演奏会です。
是非お誘い合わせの上、お出かけ下さい。お待ちしております。
  神戸フィルハーモニック 音楽監督
  朝比奈千足