2005年1月29日土曜日

2004/1/29ニューイヤーコンサート2005


ニューイヤーコンサート2005  おかげさまで文化ホールが超満員になりました。


2005年1月29日神戸文化ホール大ホールにおいて、神戸フィルハーモニックニューイヤーコンサート2005を開催いたしました。
毎年、神戸元町ライオンズクラブ様と神戸フィルの主催で開催しており、ファンの皆様にはおなじみのコンサートです。
ウィーンフィルのニューイヤーコンサートにならって、第二部はいつもヨハン・シュトラウスの楽しいポルカやワルツのプログラムですが、合間には朝比奈千足 が曲目をわかりやすく解説して、より深く音楽を楽しんでいただけるように神戸フィルならではの工夫をしています。
第一部は毎回個性溢れる企画をしていますが、2002年からは「次代を担う子供達との競演」をテーマに、毎年子供達とオーケストラとの共演をお送りしてき ました。


《ニューイヤーコンサート2003より》

2002年は吹奏楽団の子供達と、2003年は合唱団の子供達と、2004年は弦楽合奏団の子供達とやってまいりまして、今年はYUKIバレエスタジオで 学ぶ子供達との共演が実現しました。
ビゼーの小組曲「子供の遊び」にあわせて美しい衣装に身を包んだかわいらしいバレーリーナ達の姿が登場したときには、会場からどよめきがおこりました。
《ニューイヤーコンサート2005より》

第二部はアップテンポに進行し、多くの曲で「ブラヴォー」の歓声をいただき、奏者一同嬉しい限りでした。
最後の曲は、たいへん人気があり毎年演奏している「美しく青きドナウ」でした。
満場の拍手をいただき、例年ですとそのままアンコールの「ラデツキー行進曲」の前奏のマーチが始まって、会場の手拍子と共に盛り上がるところでしたが、今 年はここで朝比奈千足が一言申し上げました。「今年のウィーンフィルのコンサートでは、年末のスマトラ島沖大津波の大災害の被災者に配慮してラデツキー行 進曲のお祭り騒ぎはナシに終わりました。神戸フィルのニューイヤーはどうしたらいいのか、悩みました。神戸フィルとしても、新潟県中越地震やスマトラ沖地 震津波で亡くなられた方、ご遺族の方、被災者の方々のことには、たいへん心を痛めており、心よりお見舞い申し上げます。また、今年は神戸の震災10周年の 区切りでもあります。今日は復興途上の神戸の方々を勇気づけるためにラデツキー行進曲は演奏することにします。しかし、昨年の大災害の被災者に配慮して、 手拍子はナシにしましょう。」という内容でした。
会場の皆様、ご協力、ご声援、誠にありがとうございました。

次は記念すべき第50回の定期演奏会が6月26日(日)同じ神戸文化ホールにて行われます。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。